パチンコ業界で使われる言葉の抱き合わせや機歴という言葉の現実

パチンコ業界の闇

2023年9月28日更新

 

パチンコ業界で働いている人なら誰でも聞いたことがある抱き合わせとか機歴とかいう言葉の意味はご存じですか?

 

業界人では無くても聞いたことがある人も少なくはないと思います。
では、

この抱き合わせとな何なのか

業界の裏側や闇〜〜な部分にも触れながら説明していきます。

 

ホールは遊技機メーカー(遊技機を開発製造したメーカーの事でサミー・ユニバーサル・三共などなど)が開発した機械を購入してホールに設置し客に遊技させて利益を得ています。

 

このホールに設置してある遊技機、実は最新台として設置される数ヶ月前から設置できる日程が決まっているってご存じでしたか?

 

ほとんどのホール関係者がまずメーカーが開発した遊技機を見て、機会説明をメーカーから受けて購入台数を決めるという形になっていると思います(この時にはすでにSNSなどで晒されてしまっているので業界外の人にもバレバレです)

 

多くの経歴として、メーカーは商戦時期(5月のGW、8月のお盆、12月の年末年始)に自信があり経費がかかっている遊技機を売りにでます。

 

ホール側としても商戦時期に導入される遊技機は利益を生み易いのでWINWINな関係となっているからです。

 

この遊技機、実はメーカー側も失敗できない為膨大な経費をかけて製作しています。

 

また、現在7000店舗(2023年現在)ほどあるホール全てに希望通りに販売できるだけの製造能力も無いのです。

ここで登場してくるのが抱き合わせという言葉です!!

正確には抱き合わせ販売です。

 

メーカー側は経費をかけ自信を持って販売する遊技機を全ホールに平等に販売することができません。

 

その為に、少ない経費で儲けが多く出る遊技機も数台開発し販売しています。

 

この機械を購入してくれるホールにメインとなる自信がある機械を購入する権利を与えるのが抱き合わせ販売となります。

 

遊技機1台50万円する機械を購入するのに、事前に何台か別の機械を購入しないとメイン機を購入できないという仕組みになっています。

 

メーカー側とすれば事前の遊技機が売れれば売れるほど儲かるので、いっぱい作って販売しています。

 

もちろんこの行為は独占禁止法で違法行為となりますが、実際の所グレーな部分であります。実際に抱き合わせとして販売しているわけではないからです。

 

メーカー側としてはメイン機を販売する際にホール側が希望する台数を製造できない為、過去の機械購入履歴から選定して導入するホールを決めているという理由のもとで販売しているからです。

この機械購入履歴というものが機歴と言われています

 

この行為も実はあからさまな行動をしてしまうと違法行為なのですが、販売側は売却先を選ぶことができる権利があり、ホールが希望する台数を製造することができないのも事実なことから違法行為として裁くことができずにグレーな行為として未だに行われています。

 

大型店舗としては機歴の台を導入しても客からむさぼり取ってしまえばマイナスにはならない上に良い機械を希望通りの台数導入できるので良いシステムかもしれませんが、小型店からするとメイン機を導入することができずに客数がどんどん落ちて負のスパイラルに突入し閉店という流れになってしまいます。

 

全国パチンコ店の店舗数が7000店舗を切ってしまった原因の一つにこの抱き合わせ販売と機歴の闇が潜んでいると言えるのは間違いありません。

 

またメーカー側としても20年あまり前は1台20万円で販売していたものが1台50万円にもなってしまった原因として店舗の減少からの販売台数の低下があると言っています。

 

今現在、弱いメーカーが倒産してきてしまっている中でメーカー側も生き残るために必死であります。

 

ホール側も遊技機が購入できずに閉店していき、メーカー側も利益が出せずに単価を上げながら倒産してきてしまっています。業界全体が負のスパイラルです。

 

この現象をどうにかしようと数年に渡って遊技業組合がメーカーと話し合って解決しようと努めていますが、意見が合致することが無く、今後も変わらずに進んでいくことと思います。

 

パチンコ業界が今後生き残っていく為には業界全体を変える打開策がないと今後さらに悪化の道をたどっていくこととなるでしょう。

 

実は一番被害を受けているのは客である遊技者側なのですが。。。。。

 

ちなみに抱き合わせ販売と分かっていて購入しているホールとメーカーとの会話の中で1対1とか1対2という言葉が飛び交ってます。

 

これはメイン機1台に対して抱き合わせ台が何台かという事です。

 

人気のある機械になると1台に対して2台以上が相場かなぁ〜

 

どこのメーカーがこのような事をしているかって????

 

ほぼ全部のメーカーです。

 

抱き合わせ販売をしていないメーカーはホントに一部だけです。そしてこの一部とは人気のないメーカーになります。

 

倒産していったメーカーもこの中の一部です。

 

パチンコ業界の闇の部分に少し触れてしまいました!!

 

抱き合わせとして購入した遊技機はホール側は導入当初から高確率で必死に機械代を回収してくるので、興味がある遊技機で無い場合は手を出さないほうが良いですよ〜


▲TOPへ戻る